錦鯉専用輸送容器『B’koi』
日本の錦鯉の輸出産業は、ヨーロッパをはじめとして、アジア諸国も含めて広く有名です。
しかし、従来の輸出方法では段ボールを使用しているため、輸出期間が例年11月頃から4月頃に限られ、
夏場(5月~10月)は高温で錦鯉が弱ってしまうため、ご要望があっても輸出ができないという状況でした。
今回、お客様から「輸出期間をもっと伸ばしたい」というご要望を頂き、錦鯉専用輸送容器『B’koi』を開発
しました。
■■■ 錦鯉専用輸送容器『B’koi』 ■■■
●錦鯉のカラーをイメージさせるインクジェット印刷をしています。
■■■ EPS(発泡スチロール)特性① 設計・成型が自在に出来る ■■■
■■■ EPS(発泡スチロール)特性② 軽量であること ■■■
EPS容器『B’koi』は、従来の輸出用段ボールと比較すると、重量は約2分の1となり、
総輸出重量を大幅に軽量化することが出来、航空運賃も大きく削減することが出来ました。
■■■ ユーザー様の声 ■■■ 出荷準備のご様子(新潟県長岡市)
●発泡スチロール容器での初出荷は、2017年8月9日。出荷元の新潟は今年の最高温度 37度でしたが、
35時間後、錦鯉達はとても良好な状態でイギリスのヒースロー空港に着荷しました。
着荷時の水温は、冷たいままの25度で冬と同じ状態だったので、冬場と同じ数量を送ることが出来そうだ、
という期待のこもったお声を頂きました。
●フタと本体が同じ型になっているので、酸素の充填作業の作業性や、充填後のPE袋のスペース確保も
簡単になり、作業性の向上という効果がありました。
●発泡スチロール製の容器を使用することで、鯉のパッキングに使用するPE袋やガード板を使用数を
減らすことが出来、作業時間の短縮と資材コストの軽減効果もありました。
※錦鯉専用輸送容器『B’koi』は意匠登録済製品です。