2018年に長岡市の錦鯉新潟ダイレクト社と日本通運社と共同開発した発泡スチロール製の錦鯉輸出専用容器『B’koi(ビーコイ)』がニシキゴイの輸出拡大に貢献していると掲載されました。
お客様の“もっと軽くて・きれいで・資材コストを削減できるボビンはないか!”のご要望を
「金型技術」と「成型技術」で解決しました。
今までのボビンは重くて取り扱いが大変でした。また資材・輸送コストの負担も大きかったの
ですが、EPS軽量ボビンですべて解決できました。
■■■ EPS軽量ボビン ■■■
●鍔径450mm規格 ●女性が片手で軽々と持つことが出来ます。
■■■ EPS軽量ボビン ■■■
Point-1 軽くて、強い
だから作業性も良く、また輸送コストが抑えられます。
さらに本体自体に強度があるから、作業時や輸送中での鍔の欠けなどの不安もありません。
Point-2 耐水性が高い
発泡スチロールの強みである耐水性があるから、水濡れにも強く、木製ボビンのように衛生面
を気にすることも少なくなります。
Point‐3
EPS(発泡スチロール)だから、輸出の際の燻蒸の必要がありません。
Point-4
資材コストの削減も魅力です。
■■■ EPS軽量ボビン『AD30』 ■■■
軽量かつ安心設計のEPS軽量ボビンに新しく汎用タイプが誕生しました。鍔径300mmで
ご利用しやすいサイズです。
日本の錦鯉の輸出産業は、ヨーロッパをはじめとして、アジア諸国も含めて広く有名です。
しかし、従来の輸出方法では段ボールを使用しているため、輸出期間が例年11月頃から4月頃に限られ、
夏場(5月~10月)は高温で錦鯉が弱ってしまうため、ご要望があっても輸出ができないという状況でした。
今回、お客様から「輸出期間をもっと伸ばしたい」というご要望を頂き、錦鯉専用輸送容器『B’koi』を開発
しました。
■■■ 錦鯉専用輸送容器『B’koi』 ■■■
●錦鯉のカラーをイメージさせるインクジェット印刷をしています。
■■■ EPS(発泡スチロール)特性① 設計・成型が自在に出来る ■■■
■■■ EPS(発泡スチロール)特性② 軽量であること ■■■
EPS容器『B’koi』は、従来の輸出用段ボールと比較すると、重量は約2分の1となり、
総輸出重量を大幅に軽量化することが出来、航空運賃も大きく削減することが出来ました。
■■■ ユーザー様の声 ■■■ 出荷準備のご様子(新潟県長岡市)
●発泡スチロール容器での初出荷は、2017年8月9日。出荷元の新潟は今年の最高温度 37度でしたが、
35時間後、錦鯉達はとても良好な状態でイギリスのヒースロー空港に着荷しました。
着荷時の水温は、冷たいままの25度で冬と同じ状態だったので、冬場と同じ数量を送ることが出来そうだ、
という期待のこもったお声を頂きました。
●フタと本体が同じ型になっているので、酸素の充填作業の作業性や、充填後のPE袋のスペース確保も
簡単になり、作業性の向上という効果がありました。
●発泡スチロール製の容器を使用することで、鯉のパッキングに使用するPE袋やガード板を使用数を
減らすことが出来、作業時間の短縮と資材コストの軽減効果もありました。
※錦鯉専用輸送容器『B’koi』は意匠登録済製品です。