第2章 製品開発 ~製品開発の分野は農業用資材から産業用資材と幅広く
[2]農業用資材分野
出荷用の専用容器にとどまらず、栽培資材も積極的に開発しています。
水耕栽培用定植パネル
「EPSアグリボード銀」「EPSアグリボード黒」「EPSアグリボードブルー」「アグリボードAD」
“定植パネルにつく藻を抑制できないか! 除藻の重労働から解放されたい!”のご要望をEPSプラス化学の力で解決しました。
<特許取得済・商標登録済>
抗菌性能を有する定植パネルだから
Point-1
定植パネルに藻が付きにくい
Point-2
定植穴に栽培している野菜の根が侵入しにくい
※掲載製品例
- サイズ
- 900mm×600mm×30mm
(64穴)
※パネルサイズと穴数はご相談ください。
1 : 「アグリボード銀」とは何ですか?
銀はイオン状態で大きな抗菌効果を発揮します。当社はこの銀イオンを発泡スチロールと 一体で成型することで「抗菌性能を有する定植パネル」の開発に成功しました。
これがトーホーの抗菌定植パネル「アグリボード銀」です。
2 : 「アグリボード銀」と一般の定植パネルの違いは何ですか?
公的機関で「アグリボード銀」と一般の定植パネルの「藻の付着」「根の入れ込み」の比較実験を行い、以下のような結果となりました。
(実験実施機関:大阪府立環境農林水産総合研究所)
藻の付着比較
藻の侵入比較
一般の定植パネルの場合、1穴当たり40本の根の侵入が確認されたが、「アグリボード銀」は1穴当たり2本以下の侵入であった。
3 : 「アグリボード銀」は藻が着かないし、植物の根の侵入もないのに、栽培している野菜の生育に影響はないのですか?
公的機関で「アグリボード銀」の植物の生育に対する影響を“みつば” “リーフレタス” “ねぎ” “ほうれん草”の4種類で実験しました。
(実験実施機関:大阪府立環境農林水産総合研究所)
栽培中の4種類の野菜の生育状況は「アグリボード銀」と一般の定植パネルとの差は認められません。
4 : 銀イオンは人の体に安全ですか?
銀は極めて安全性の高い金属です。古くから銀は食器や食品添加物として広く使われてきました。また、飲料水の殺菌に利用されることもあります。
自然を利用したアグリボードシリーズ
“遮光”を利用して藻の発生を抑制「EPSアグリボード黒」「EPSアグリボードブルー」「アグリボードAD」
<特許出願中>
<特許出願中>
5 : 黒やブルーはどんな効果を期待しているのですか?
遮光の効果を活用しました。藻が発生・繁殖するのは、そこに光があるからです。ボードに黒やブルーの色を使うことで光を遮り、藻の発生・繁殖を抑制します。
6 : 黒とADの違いはなんですか?
黒は遮光の効果を活用したパネルです。
ADは、黒色のパネルと白色のパネル、それぞれの特徴を活用したパネルです。
■黒色パネルの特長
光を遮ることで、藻の発生・繁殖を抑制することが出来ます。
<特許出願中>
■白色パネルの特長
光が反射することで、作物の成長を促す効果があります。
■アグリボードAD
<特許出願中>
<アグリボードADの特長>
①表面は、反射光効果を活用した白色パネル
②水溶液に触れる側面と底面は、遮光効果を活用した黒色パネル
- 遮光効果で藻の発生・繁殖を抑制し、反射光効果で作物の成長を促進させる“いいとこ取り”のパネル。
それが『アグリボードAD』です。